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帰ってきた半ズボン隊

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ゾラン
Zoran Drvenkar
「帰ってきた半ズボン隊」(事件編・解決編)について 

 『帰ってきた半ズボン隊』に取りかかるまで、ぼくは幾晩も悩んだ。とくに難しかったのは、一作目(「走れ!
半ズボン隊」)の二番煎じにならないようにすることだった。ぼくは繰り返しがきらいだから。クッキーを焼く
なら、きまったレシピがあるのはいいけど、本の場合、作家がまたおなじレシピで書いていたりすると、鳥肌が
たつ。だから、新しいアプローチが必要だった。ぼくは半ズボン隊にもっと広い空間と、彼らの頭のなかで起こ
っていることまでわかるように、それぞれにもっと時間を与えてやりたいと思った。そうして、まるで小さな叙
事詩のような分厚い作品ができあがった。ご想像の通り、仕事の大半は二人のカナダ人の作家たち(*)がやり、
途中で何度もめげそうになっていた。半ズボン隊といえば、先週ぼくにはがきを3枚送ってきて、もうさっそく
次のストーリーを予告してきた。オレ・ケネッケも山のようにイラストを描いてくれたけど、ぼくはいまだにそ
れを壁にかけるために額装できていない。ぼくはまだ夢を見続けている。それまで、半ズボン隊の3作目にとり
かかることにしよう。来年、できあがるように。
 それから、ぼくの新しい出版社に心から感謝したい。ブルームズバリー社の人たちはこの物語をすぐに気にい
ってくれ、半ズボン隊をまるで自分の子供のように受け入れてくれた。グラシアス。


© Zoran Drvenkar
Herzlichen Dank an Zoran
作者、ゾラン・ドヴェンカー氏のホームページよりコメントを引用・翻訳させていただきました。

* ゾランがでっちあげた、二人のカナダ人作家たちヴィクトア・カスパクとイヴ・ラノワの扱いについては日本語版を
出すにあたり、編集者のMさんともども、とーっても頭を悩ませました。結局、今後の予想できない展開に備え、また、
ゾランの助言もあり、続編からは登場させることにしました(詳細については「帰ってきた半ズボン隊」のあとがきを
お読みください)。混乱を招いて申し訳ありませんが、ゾラン・ドヴェンカー特有の複雑な事情をご理解いただければあ
りがたいです。
 でも、あのやり方で果たして大丈夫なんでしょうか…? ということで、二重の意味で三作目が待ち遠しい!  S.K.

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